弊社は基本的に食品の店頭プロモーション業務とそれに関連するセミナーやコンサルティング業務が中心ですが、中には販促とは直接関係のない業務もあります。
その一つが、今年から新たに始まった、この「愛蓮」の催事サポート業務。
「愛蓮」とは関西で有名な高級スーパーである「いかりスーパー」の直営レストランのことなんですが、そこの名シェフが腕を振るって作る出来立ての中華料理を毎月各店舗で惣菜で出して販売するという企画があるんですね。
もう20年も続いている大好評の催事なんですが、その催事に向けたバックヤードでの準備作業を新たにウチで承ることになりました^^
いつもは売場でお客様と対峙する仕事ばかりなので、こういったバックヤードでの準備作業を本格的にやるのは初めて。
だから、興味深くもある一方、不慣れなため大変でもあります^^;
でも、実際やってみて、この業務は今後ウチにとって大きな財産になると確信しています。
なぜなら、バックヤードを知ることでスーパーの全体像がより明確に理解できるからです。
そして、設定されたゴール(開店時間までに大半の商品を並べる)までに、たくさんある細かい業務の流れを把握し、それを日によって臨機応変に組み立てたり、スピードアップや効率アップのためにアイデアを出したりする必要があるため、創造性も鍛えられる。
さらに、作り手に回ることで「どうすれば、この商品をもっと売ることができるのか?」「もっと消費者に伝えるべきものがあるのではないか?」といったことを、新たな視点から冷静に見ることができるからなんですね。
よくセミナーや研修で言うことですが、作る技術と売る技術は違います。
昔は(品質の)いいものさえ作れば売れましたが、モノが溢れている今の時代ではいくらいいものを作ってもそれだけでは売れません。
モノを売りたいのなら「売る技術」を身につけないと淘汰されてしまいます。
つまり、「作る技術」と「売る技術」の両輪を磨き上げ、それがうまく噛み合わないと今は商品をヒットさせることはできないんですね。
「売る技術」ばかり磨いても、品質が悪ければすぐにメッキは剥がる。
一方、「作る技術」ばかり磨いても表現が下手ならば、誰も手に取ってもらえないままに終わってしまう。
要は、双方のバランスが大事なわけです。
そういった意味でも、製造の現場や裏方の仕事を知ると言うことは、REBORNがよりプロフェッショナルになるためには必要だなと感じることができました。
偶然回ってきた仕事のように思えますが、やっぱり起こることっていうのは全て必要必然ですね^^
以前、自社商品としてグルテンフリードーナツをOEMで作って販売した時もすごく勉強になりましたが、今年から始まったこの愛蓮の仕事もとても新鮮で勉強になるので、これからもスタッフ共々、頑張っていきたいと思います。