大阪梅田のど真ん中。
元大阪中央郵便局の跡地に新しくできた「KITTE大阪」で、今回高知県の名産であるポン酢の試飲販売の依頼があり、馳せ参じてきました^^
実は、高知県ってゆずの生産量が日本一なんですね。
何と日本の生産量の50%を占めるほどの「ゆず王国」なんです。
だから、ポン酢ひとつとっても50種類以上もの商品があるんですね。
凄いですよねぇ。
KITTE大阪は今年できたばかりの商業施設なので注目の的なんですが、2Fのスペースは全国各地の物産や観光を中心に日本の魅力、良さを再発見しようという試みで各地のアンテナショップが立ち並び、見応えのあるフロアになっています。
だから、来店者数も凄い!
販売期間中は終始人だかりができていました。
まさに販売員にとってはアドレナリンがドバドバ出る現場ですね^^
今回のプロモーションでは高知県外では販売されていないレアなものもたくさん集められて実施した為、料理好きな方やポン酢好きな方がたくさんお求めになられに来られました。
こういう普段味わえないものを生で体験できるっていうのは魅力ですね。
特に食品は「味見ができる」というのは購買意識に直結する試みですからね。
『百聞は一見にしかず』じゃないですけど、味覚は一番欲求を刺激しますから。
自分の舌に嘘はつけないんですね。人間は。
今回「上手いなぁ」と感じたのは、この比較ボード。
試飲する前に自分の好みや気になる味を視覚で判断できるようにしてあるんですね。
実は、人って選ぶ楽しさもあれば、選ぶ苦しさもあるんです。
買い物でどれにしようか選ぶのは楽しいように思いがちですが、種類が多かったり、あまり詳しくない物に関しては選択するのに苦痛が伴ったりするんですね。
そういう時は、「プロに選んで欲しい」「手っ取り早く、おすすめを教えて欲しい」という欲求の方が強かったりします。
そういう消費者心理を考えた場合、事前に選ぶ目安になるポイントをわかりやすく表示してあげると購入にストレスを感じなくなります。
ましてや、KITTE大阪のように混雑する場では売り場の流れをスムーズにする役割も果たせますし、せっかちな性格の関西人にとっても、こういう提示の仕方はとても喜ばれるんですね。
試飲の混雑も避けられるし、お客様もストレスを感じずに商品を選べるし、良いことづくめでとってもナイスだなと思いました。
同じ商品を売るにも、ちょっとしたやり方で結果が大きく変わるということはよくあります。
それは消費者心理を理解して、プロモーションを組み立てられているかがポイントになったりするんですね。
要は、利他の精神です。
自分のことばかり考えるのではなく、相手にメリットを与えることを優先する。
商売は相手がいて成り立つものですからね。
モノを販売する立場にいると、ついつい忘れがちになりますが、商売の本質からズレてしまうと良い結果は得られない。
基本的なことですが、今回改めて大事なことだなと感じる表現でした。
微差が大差を生む。
これを忘れずにこれからも頑張っていきたいなと思います。
一緒に頑張りましょう!