スーパーや百貨店、駅売店の他にもマネキン販売員はイベントや展示会のサポート業務も承っています。
今回は帝国ホテルを会場とした食品展示会での仕事の依頼をいただきました。
食品展示会というのは、スーパーや百貨店のバイヤー様や経営陣の皆様を対象に、食品メーカーが自社の商品をアピールすることで卸先を開拓していこうとするもので、よく卸業者(商社)様が製造者と販売者の交流を活性化させるために主催しておられるんですね。
だから、各メーカーは「ここぞ!」とばかりに新たな取引先を見つけようと新商品や自慢の商品を必死になってアピールして、新たな取引先を見つけようと気合を入れています。
そこで、我々マネキン販売員はその交流をスムーズなものにしたり、活性化させるための業務の依頼を受けるわけです。
いわゆる、補助(サポート)業務ですね。
で、今回は香川県の麺メーカーからの依頼とあって、来店者の方にこだわりの乾麺を提供して味を理解してもらおうと、その試食品を準備する業務を授かったというわけです^^
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ただ、乾麺の試食って意外と難しい;
茹で時間もきっちりしないといけないし、伸びてしまったり、冷めてしまったら美味しさが伝わらないので、来店状況見ながら効率よくしないといけないんですね。
麺類って、提供する出汁の量や濃さでも味わいは変わりますから。
まあ、これって何も麺に限った事ではありませんけど。
どれだけこだわって作られた商品でも、美味しさが満喫できる状態で提供できないと効果は半減するものです。
だから、たとえ試食といえども、甘く見てたらダメってことなんですね。
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ましてや、食品展示会に来られるのは「食のプロ」ばかりです。
その舌を納得させられなければ、商談にも影響が出てくるわけです。
また、こういう場にいると、各々のバイヤーさんが求めているものがよくわかります。
求めているものが、高品質の商品なのか?
低価格でお客様に提供できるものなのか?
利益率を優先に考えているのか?
発注から入荷までのレスポンスタイムや流通経路が気になっているのか?
その店の形態や目指す方向性、ターゲット層を素早く見分けて、それに合った提案をすることができるかどうか・・・
ここがいい商談ができるかどうかのカギになってくるように思います。
何にしろ一般の消費者相手でも、バイヤー様相手でも基本は同じ。
相手が悩んでいることを解決してあげる、もしくは相手が希望していることを叶えてあげる。
これができれば販売は成立するということですね。
どんなに複雑に見えても本質は変わらないということです。
ということで、今回もゴージャスな会場でいろいろ勉強することができました。
この場を経験できたことに感謝です^^
また、気持ち新たに普段の売場でも生かしていきたいと思います。
一緒に頑張りましょう!