試食販売での効果はいろいろありますが、その中の一つに「一般常識を覆す」という働きもあります。
たとえば、今回いかりスーパーで行った高級サーモンの試食販売もそう。
サーモンといえば、日本では人気の品種で年間33万トン消費されていて、その商品は一般的にチリやノルウェー産の輸入品が8割を占めていると言われているんですね。
しかし、実は最近は管理技術の向上から国産でもサーモンの養殖ができるようになり、人気が出てきているんですね。
でも、輸入産に比べると高い;
理由は、国産のサーモンは安心安全を考慮して、卵から成魚まで無投薬で一貫した生産を行なっていたり、輸入品と比べて圧倒的に配送時間が短いため鮮度が高い商品になっているんですね。
でも、そういうことを説明せずに、ただ陳列しているだけでは売れない。
そういう時に試食販売を実施するのはとても効果的なわけです。

五感を通して「良さ」を実感することは、百の言葉よりよっぽど効果的。
今回の国産サーモンも一口食べたら違いがわかるほどのものでした。
これまでの外国産のサーモンは脂がのっているため、どちらかというと若年層に人気がある商品だったのですが、この国産のサーモンは脂がしつこくない。
だから、年配の方が食べてもびっくりするくらい上品な味わいで、口溶けもよく、確認のためもう一口味見をされるほど好評でした。
この辺りが防腐剤やその他の薬品を使用しない一貫した無投薬生産によるものなんですよね。
こういったことは実際に食べてみないとお客様には伝わりません。
いくら努力していい商品を作っても、いくら頑張っていい商品を仕入れても、その商品が持つ価値が伝わらなければ、それは存在しないのと同じです。
作る技術と売る技術は違いますからね。
どうすればお客様に価値が伝わるのか?
いくらいいものでも、ただ並べているだけでは猫に小判なので気をつけたいところです。

現在、国産サーモンは九州の他、北海道や鳥取でしか生産されていないのと国産特有の徹底した品質向管理、配送管理努力を行なっているため輸入品より価格も高く、一部の百貨店や高級スーパーにしか出回っていませんが、今後どんどん技術が発展していくことで日本各地でも生産できるようになり、それにより流通が広まっていくことが期待されています。
いいものを安く提供するのは日本は得意ですからね^^
ということで、今回も大好評。よく売れました!
試食していただいたお客様、購入していただいたお客様は今後のバリエーションが増えたと思います。
ファンを作るのはこういった一つ一つの積み重ねですからね。
今後もシェア拡大に向けて頑張りたいと思います。
一緒に頑張りましょう!