先日は、スーパーマーケットバローの香里園店にてこだわりの本わさびの試食販売を受けて実施してまいりました。
当日行って見て驚いたのですが、この店舗は両隣にロピアと平和堂という競合が並ぶ極致集中的な環境にあるんですね;
でも、先月にオープンしたばかりということもあり、売場も活気で溢れていました。
バローは、本社は岐阜県にあるスーパーマーケットで中部地方ではすでに有名なんですが、近年関西にも進出してきて、現在では248店舗も展開している大変勢いのあるスーパーの一つです。
今回の香里園店で特に目についたのは、音声による店内でのライブ感や活気の演出の仕方。
館内放送は常に絶えることなく、いろんな店員の方が入れ替わり立ち替わり、”本日のおすすめ”や時間帯による特別セールなどの情報を連呼し、来店者を飽きさせない呼び込みや誘導の仕方にこだわりが見えました。
バロー全店がこんな感じで「音声プロモーション」を使った販売法に長けているのかもしれませんね。
極致集中地域での立地だし、他店と明確な差別化ができていることは大事ですからね。
とても楽しいスーパーだなと思いました。

さて、本日の本題である「本わさび」の試食販売の話に戻りたいと思います^^;
実は、わさびやドレッシング等の”調味料”の販売というのは、試食販売では難しい部類に入ります。
理由としては、
・一気に使い切る食材ではないため、家にまだ残っていたりするため、急いで購入する必要性を感じない。
・しかも、賞味期限が長い。
ということがあります。
だから、いくら試食して「美味しい」と思っても、「また次の機会に買うわ」と購入せずに立ち去ってしまいがちなんですね;
そのため売上を上げるには、売り手はお客様にかなりのインパクトを与える必要性があります。

ということで、今回はちょっと贅沢な試食販売を展開して見ました。
なんと、黒毛和牛のロースを焼いて、そこに本わさびを乗せて試食してもらう「焼肉わさび」というレシピで提供させていただきました。
これが大盛況!
通常、焼肉のたれで食すところを本わさびに変えてもらうことで、味変的なレシピの提案と本わさび特有の旨みを感じてもらえ、「食べ方」と「味覚」に楽しみを感じてもらうことに成功しました。
しかも、焼肉のたれの代わりに使うことで、わさびの使用頻度が増え、一度の食事で消費する量が多くなることで、家に残っているものでは足りなかったり、本わさびとの味わいが違ったりするため、新たに購入する理由もでき、即時購入につながりやすくなったんですね。
おかげで、売場にあった黒毛和牛も本わさびも在庫も含め、全て完売!
最高の結果となり、気持ちのいい販売をさせていただきました^^

試食販売もただ試食を出すだけでなく、いろんなアプローチをすることでこれまで感じなかった「隠れた価値(ニーズ)」を表現することができます。
売れないのは、その商品に価値を感じないから。
「欲しい」と思ってもらうには、そうなるように演出することが不可欠です。
特に、今のように物価が上がり、消費が低迷している時代にはアプローチに工夫を施して、いかに消費者に「隠れたニーズ」に気づいてもらえるかが大事。
儲けを出している会社は、必ず「売れる売り方(表現)」を持っています。
是非、自社商品の価値(長所)を目一杯演出できるような表現方法を手に入れて、爆発的に売れる売り方を開発してくださいね。
私たちもお手伝いさせていただきます。
一緒に頑張りましょう!