先日はスーパーマーケット光洋数店舗で野菜ジュースの試飲販売の依頼を承りました。
しかし、これだけ暑いとジュースの試飲はさすがに売場でも大人気。
来店数の多い店舗だと、買う買わないは別としてすぐに人だかりができます^^;
今回は「東北食祭」というタイトルでの催事。
スーパーの入り口付近に大々的にブースを構えて、暑い中わざわざ足を運んで来店される方々に喉を潤していただこうという主旨も感じられました。
対象商品は「りんごジュース」と「にんじんジュース」の2種類。
これらをプロモーションすることになりましたが、商品によって売場の担当部署が農産部とグロサリー部に管理が別れていたりもしたので、最初は店舗の担当者の方との連携もちょっと大変ではありましたが、各店問題なくスムーズに進めることができました。(ご協力ありがとうございました)


さて、実際の商品の感想というと、どちらのジュースも不純物が少なく、とても喉越しも良く、美味しく仕上がっていました^^
ただ、価格の開きもあるので、どちらかというと各店「りんごジュース」の方が先に売れて行ってしまう傾向があるんですね。
マーケティングを学んでいる方はすでにご存知でしょうが、実は集客販売を効果的に行う上でフロントエンド商品とバックエンド商品というのがあります。
俗に、お客様が購入しやすい商品(安くお買い得なもの)をフロントエンド商品といい、本当に売りたい商品(利益が高く取れる商品)をバックエンド商品と呼ばれるんですね。
もちろん、儲けを出すためには本命の商品を買ってもらいたいわけですが、いきなり勧めても価格が高かったり、価値が理解しにくかったり(ニーズ、お得感を感じにくかったり)するので購入までに至らない。
まあ、販売ではそういったこと起こりやすいわけですが、そういった障害を超えやすくするために用意するのがフロントエンド商品なんですね。
そういった商品があることでお客様は「まずはこれから試してみよう」と安いものから始めてみることができ、良さがわかれば次にはステップアップした購入が期待できるというわけです。
まあ、まずはお試しで。 入門編からって感じですね^^

だけど、入門編の商品だからといって馬鹿にはならないんですね、これが。
お客様の感覚としては一度でも購入した商品は記憶に残ります。
次に同じようなものを購入しようとした時に選ぶ基準として、過去に購入した実績のものを選ぶ確率はすごく高くなるんですね。
なぜなら、一度でも買った経験があるものは「実績」として残り、それが悪いものでなかった場合は「安心できる商品」「馴染みのあるメーカーの商品」として記憶に刻まれます。
そして、その「実績(記憶)」が次に購入機会が来た時に蘇ることで、他社の同品種の商品より事前情報(安心材料)が多いため、優位に立って、選ばれる確率が上がるわけです。
体験というのは、まがいも無い感覚ですからね。
絶対的な強さがあるんです。
大体、試食販売自体、お客様にその体験をしてもらうためにあるようなものですからね。
人間は実体験に勝るものはありません。
商品の良さや価値を伝えるにも、実体験をしてもらうのが一番。
今回も試飲販売のおかげでたくさんの人に良さを体験してもらえ、たくさんの商品が売れました。
店舗によっては1日目で完売するところもあり、お店の方にも喜んでもらえました^^
試食販売は一回一回小さなものですが、これが積み重なればとてつもなく大きなものになります。
「自社商品を売りたい!」とお考えの方は、是非お客様に体験を施す試食・試飲販売をやって見てください。
続けていくとその効果にきっと驚きますよ。
では、一緒に頑張りましょう!