先日は和歌山ビッグ愛にて、スーパーマーケット「エバーグリーン」様が社内イベントを実施。
社員全員で自社が取引している商品の知識を深めようという試みで、各メーカーの協力のもと、商品の試食やレクチャーを受け、学ぶ機会として盛大に盛り上がりました。
ということで、今回弊社からはその試食サンプルの準備と商品説明を兼ねた業務にスタッフを派遣させていただくことになりました。

実際、スーパーマーケットに勤務する人でも自社で取り扱っている商品のことがよくわからないという人は少なくありません。
季節によってもコロコロ変わりますし、何百種類もの数の商品を取り扱っているわけですから、パーフェクトに商品知識を得るというのはそう簡単なことではないんですね。
実際、よく売れている商品やマスコミで報道されているものはまだしも、新商品やこだわった高品質商品などの専門知識を得る機会はなかなかありませんからね。
そこで、そういったことを補うために、こういった機会を設けてみんなで一斉に学ぼうというわけなんですね。
素晴らしいことだと思います。

知識を得る方法はいろいろありますが、効率よく吸収し、いつまでも記憶に残すようにするには、楽しく学ぶことが不可欠です。
今回の参加者はお祭り的な賑わいの中で試食や試飲で体験を楽しんで、製造メーカーの担当者から直接話を聞く。
メーカーの方も自社商品をPRするには格好の場なので、一生懸命メリットを話す。
そうすることで、この場を通して何らかの感動を覚え、商品が気に入ると、社員はその商品に対して愛着と自信を持ちます。
それは、ひいてはお客様への商品の説明に魂を乗せることになります。
どんなに説明やトークが下手でも、これさえあればお客様に伝わるんです。
いわゆる、「説明に感情が乗る」というわけです。
単なる言葉を超えて「生きたトーク」になるんですね。
人が好きなものを勧めることほど説得力のあるものはありませんからね。
それを考えると、今回のような企画は素晴らしく、これほど効果的な学習法はないと思います。

世の中には「仕事に楽しみや遊びの要素はいらない」という人もいますが、楽しみを感じない行動や苦痛を伴う業務で生産性を上げることはとても難しいことです。
作業効率を上げ、いかに企業の発展に繋げるかを考えた時に、難しいことを簡単にしたり、仕事に愛情や誇りを持てるように計らうのは、これからの時代にはとても重要なことだと思います。
今回のような取り組みや発想が従業員の帰属意識や企業愛を育んでいく。
それが、のちに企業の強い基盤になっていくのだと僕は信じています。
ということで、今回のイベントからもたくさん勉強させてもらいました。
やっぱり、仕事は楽しまなくちゃね。
一緒に頑張りましょう!