テレビでも、SNSでも、目立てば売れるという傾向は変わらない。
芸能界でも、これまでになかったスタイルの人や常識を覆す人が、入れ替わり立ち替わり世間から脚光を浴びたりしている。
YouTubeに至っては、一般人でも破天荒なことをしたり、人に迷惑をかけたりしてでも、注目さえ集めることができれば騒がれたり、稼げたりするので、わざと炎上を狙って投稿する人もいるくらいだ。
ただ、注目を集め、評価が上がるとその分責任も重くなったり、世間の目も厳しくなる。
今回のフワちゃんの騒動もそれを物語っているように思う。
調子に乗って、SNSに不用意な発言をしたばっかりに、毎日個人をこき下ろすバッシングがやまないんだな(詳しく知りたい人は、「フワちゃん やすこ」で検索してください^^;)
奇をてらったスタイルであったり、わざと炎上させたりして、注目を集めたところで、モラルから外れたことをしたり、人間性が疑われるような言動をすれば、芸能界では一気に人気が急落する。
厳しいようだけど、本質の部分が弱いとその人気は一時的なもので、長くは続かないということだ。
ただ、これはヒット商品を作る上でも同じことが言えると思う。
話題性だけではロングセラー商品は作れないんだな。
いくら販促活動が上手くて、商品に人気が出ても、食品なら味がイマイチだったり、原材料が粗悪であったり、製法や経営がずさんであったりすると、その人気は一時的なもので終わる。
つまり、どんな時代も本質の部分は軽視してはいけないということ。
そう考えると、今の時代にロングセラー商品を生み出すには、作る技術と売る技術のバランスが大事だということになる。
ただ、今は同業他社や代替え商品が氾濫し、景気も悪いということもあって消費は長い間低迷している。
そんな状況で自社商品を埋もれることなくアピールするのはとても難しい。
だから、各社は注目を集めるために知恵を絞っていろんな商品を作り、いろんな表現方法で販促活動をする。
そして話題性を作って注目を集めるために、マスコミやSNSを使って、必死になって発信する。
でも、それが過熱してくると、時に過大広告になったり、事実の隠蔽になっていったりするんだな。
ただ、消費者もバカじゃない。
見る目も肥えてきているから、メッキはすぐ剥がれるんだよね。
だから、本質的な部分が弱かったり、嘘がバレたり、不祥事があったりすると、その分全部自社に跳ね返ってくることになる。
何だか今回のフワちゃんの騒動と似てるような気がするんだよね。
(決して、フワちゃんが凄くないと言ってるのではないですよ。彼女、英語もペラペラだしね。ただ、ちょっと周りが過大評価し過ぎたのかもなと・・・)
まあ、今回のことはフワちゃんも若いから調子に乗っていただろうし、周りが見えなくなっている中では、失言も致し方ないことなのかもしれないけど。
それにしても、そのことに対しての世間の誹謗中傷や攻撃もいかがなものかと思う。
あれだけ面白がっておいて、手のひらを返したようなバッシングの嵐。
人間性まで完全に否定したような意見がマスコミやSNSで連日降り注がれる。
もちろん自業自得のところはあるが、散々持ち上げられるだけ持ち上げておいて、一転して散々コケにされて引き摺り下ろされるというのは本人も大変だと思う。
元々、失礼な発言や破天荒なスタイルで人気が出て、それを面白がっていたんなら、今さらという気がするんだけど・・・
結局、普段歯にものが挟まったようなことしか言えない自分たちが勝手に偶像を作っておいて、その夢から覚めたら、自分たちを正当化するために攻撃してるようにしか見えないだよなぁ。
これも時代背景が関係しているのかな?
長い間、不景気が続いてるから、みんな吐け口を探してるのかもね。
まあ、僕は元々フワちゃんにはあまり関心がなかったから、どうでもいいんだけど(ごめんね^^;)
でも、つくづく社会(消費者)って怖いなと思った次第です。
舐めちゃいかんよね。ほんと。