店頭販売の仕事をやっているとよく言われるのが「販売員の各々の力量」。
「あの人だから売れた」
「あの人は接客が下手だ」
つまり、販売員の力量で売上が左右されると。
確かに、販売員によって売上が左右されるケースもあります。
ただ、実はそれ以上に売上に大きく影響する要素が存在するんですね。
売上を構成する要素とは?
実店舗やイベントで販売する場合、実に多くの要素が売上に影響します。
大きく分けても上の4つは避けて通れません。
・売場力
・表現力
・商品力
・販売力
売上はこれらの総合力で決まります。
来店数が少ないところでいくらカリスマ販売員が入ったところで売上は上がりません。
いくら人が集まる場所で販売してても魅力のない商品では売れることはありません。
どれだけいい位置に配置して並べても売場やパッケージの表現力がなければ誰も見向きもしてもらえません。
売上のことを考える際には、販売員の力量うんぬんの前にこれらを見直す必要があります。
売上は頑張らなくても上がるようにできている
実はモノは販売員が頑張らなくても売れるようになっています。
というか、実際に販売をする前に売れるかどうかはもう決まっているんですね。
商品を製造する際にコンセプトやマーケティングがきちんとできていて、ターゲットに合った売場・売り方を選んで、売場に集客できるように準備して、来店者に興味づけができ、価値がしっかり伝わるような表現ができている場合・・・もうその段階で売れるようになっています。
もちろん、天災や天候が悪いなど外的要因があれば、それによって売上は左右されますが、販売員が接客する前にある程度勝算があるかどうかは計れるようになっているんですね。
考えればわかることですが、販売をする作業はそれらの一番後です。
この時点では、もうどうすることもできません。
「ウチの営業はダメだ」
「この店は販売員が弱いから売上が上がらない」
「もっと根性出して売れ!」
そういう前に他に問題がないかどうか、もっと売上を上げたいと思うなら今一度見直すことも大事じゃないかと思います。
売れる仕組みを持っている会社は強い
実際に、売れる仕組みをしっかりと持っている会社は、モノは売れるし、従業員も働きやすいので元気です。
今は多くの会社が人材不足で悩んでいますが、売れる仕組みを持っている会社は、従業員の勤続年数も長く、求職者にも困りません。
同業者も多く、似た商品も溢れかえっている時代。
どうすれば自社の商品が選ばれ、売れるようになるのか。
それをいち早くクリアしていくことが発展への扉につながっています。
是非、独自の発想で売れる仕組みを作り上げてみてください。
応援しています。一緒に頑張りましょう!