スーパーで商品棚に並べていても誰にも手に取ってもらえない商品がある。
店頭プロモーションをしても、値引きをしても売れない商品もある。
「すごく素材にこだわっているのに」
「こんなに画期的な製法で作っているのに」
「無添加で徹底しているのに」・・・
といっても、全然お客様は買ってくれない。
そう。今の時代は、どれだけいいものを作ってもそれだけでは売れないんですね。
消費者は買う物をどんどん厳選していく傾向にある
上の図は20年前と今の物価の違いです。
これを見れば一目瞭然。
あらゆるものが倍近く値上がりしているのがわかると思います。
それなのに肝心の収入だけが下がっている;
これでは消費者は買い物に慎重にならざるを得ないですよね。
さらに、同業者・同品種は溢れ返り、販売チャネルは増加し、ネットではAIが閲覧者が興味のあるものをどんどん広告で案内してくる。
もう、スーパーや百貨店に並べてもらえるだけではモノが売れる時代ではないんですね。
新しい考えを取り入れる勇気がなければヒット商品は生まれない
大体、スーパーも同業種が乱立している今日、少しでも利益を上げるために懸命なため、どこもPB(自社製品)を売ることに躍起になっている。
もう、確実に売れる商品しか取引できなくなってきているんですよね。
以前は、マーケティングをきちんと学んでいる企業は、それを元に差別化や独自化したブランドを確立し、売れる仕組みを構築して、他に埋もれることなく自社商品を売ることができたんですが、今はSNSの出現により通常のマーケティングでさえ通用しなくなってきつつある。
そんな時代に新しい考えを取り入れないでいたら、ヒット商品ができないどころか、どんどん衰退していってしまいかねません。
昭和から何も変わっていないなんて言う会社は、あっという間にポケベルのようになってしまうのが予測できます。
作る技術と売る技術は違います
消費者は買うものを厳選し、売り手も競争相手が増え、売り方や売る場所が複雑に細分化した今、自社製品を選んでもらうには明確な「買う理由」が必要になってきています。
それを買ったら何が得られるのか?
それをどういった言葉や画像で表現するのか?
どういった媒体でそれを消費者に届けるのか?
そういったことを綿密に考える必要が出てくるわけです。
いい商品を作ることだけに一生懸命では足りないんですね、今は。
作る技術だけでなく、これからは売る技術を磨く必要があるんです。
いくら待遇を良くしても、求職者が集まらないのと同じで、品質の向上させるだけでは、なかなか選んでもらえないのが今の時代。
いかに明確に価値を伝えることができるか?
それを早く見つけ、売れる仕組みを構築できるかどうか?
これが今後の企業の発展に直結してきます。
是非、選ばれる理由を鮮明に表現し、息の長いヒット商品を生み出してもらいたいなと思います。
今からでも遅くないですよ。
気づいた時がやり時です!
「ピン」と来た方は今が旬。是非、一緒に頑張りましょう!