店頭販売(試食・試飲販売)は、多い時には一日に数百名の初対面のお客様と対します。
また、商品単価が安い場合はその接客時間も短く、1人あたりせいぜい5分程度。
それだけにいかに短時間で相手の心を開き、商品の価値を伝えることができるかが大きなポイントとなります。
今回はヤクルト本社様からの要請で、試飲販売における店頭プロモーションの強化を目的とした研修を行わせていただきました。
ヤクルトというのは、すごく知名度のある商品。
日本ではほぼ知らない人がいないのではないかと思えるような商品です。
(なんと、全盛期は日本人の7人に1人が飲んでいたというからビックリです)
それだけにいざ説明しようとしても、「ヤクルト?あぁ、知ってます」といった感じ受け流されて終わってしまうことが多かったりするんですね。
ただ、この商品。
本当の魅力・価値を知る人はまだまだ少ないように思います。
なぜなら、私自身が今回研修を始めるにあたって、商品説明を受けた時、あまりの高品質に驚いたんですね。(まあ、冷静に考えても乳酸菌一筋80年も追求している会社ですからねぇ。他社より頭一つも二つも抜けていて当然です)
だから、店頭販売員が販売スキルさえきっちり身につけると、他に浮気をしない根強いファンをつくることができると確信でき、その分研修にも力が入りました。
店頭接客販売セミナー研修:短時間でお客様の心を開くコミュニケーションの取り方とは?

スーパーでの試食試飲販売は、「元々買う気がなかったものを買ってもらう」行為です。
しかも、それが初対面の相手になります。
こういった場合、気を付けなければならない点がいくつかありますが、中でも短時間で相手の心を開くコミュニケーション技術は特に重要です。
お客様の警戒心をやわらげ、一瞬でいかに打ち解けることができるか・・・
これは試食販売(店頭プロモーション)の生命線となります。
そういったことから、今回は過去の私の経験をもとに、消費者心理の把握、お客様の目線、コミニュケーションテクニック、効果的なトークの組み立て方といったことを中心に売上アップの秘訣をお話しさせていただきました。
店頭接客販売セミナー研修:初対面のお客様の心理を理解するワークショップ

内容が実際に現場で実践してきたものでワークショップ中心だったこともあり、参加者は皆真剣。
グループワークも交えて、その場で体感してもらったり、意見を出し合ったりと、充実の3時間になりました^^
終了後は「即実践できる」、「再現性が高い」、「私たちのことをよく理解してくれている」といった声が多く聞かれ、私も一安心。
あとは実践あるのみですね。
実際、力がつくかどうかは、トライ&エラーを繰り返しながら技術を研磨するかどうかにかかっています。
是非、失敗を恐れずチャレンジしていってもらいたいなと思います。
皆さんが売場で活躍し、市場に商品価値がさらに深まりますように。
一緒に頑張っていきましょう!