あなたの自宅にも事務所にも毎日のようにDMやチラシが投函されていると思いますが、そのうちどれくらいの広告を読んでいますか?
多分、ほとんどのものは目を通すこともなく、そのままゴミ箱に捨てられているんじゃないでしょうか?
もし、これが自社や自分の事業の広告だとしたら・・・やっぱり悲しいですよね;
僕は自分のところに来た広告をゴミ箱に捨てる時、いつもそういうことを考えます。
せっかく綺麗なデザインで、渾身の内容のものを書いても読んでもらえなければ、お金をドブに捨てるようなもの。
資金が豊富な企業ならまだしも、個人事業主や中小企業ならばこれは大きな問題ですからね。
効果を上げるための対策をしないまま、デザイナーに丸投げしていたりして「広告なんて効果は出ない」と簡単に結論づけていては、そのうち宣伝広告費を削減せざるを得なくなり、どんどん事業の縮小を迫られることになりかねません。
そういったことを回避するためにも、効果を上げる広告づくりには真剣に取り組むべきです。

実は先日、弊社も新たに会社パンフレットを作成しました。
これまでは「ホームページがあるんだから、今時パンフレットなんて要らない」と思って作っていなかったんですね^^;
でも、既存顧客の方でも弊社の1つのサービスを利用していても、他のサービスに関しては意外と知らない。
商談していると、「そんなサービスやってたの?」なんてことよくあるんですね^^;
最初にホームページから依頼をもらって、そこから取引が始まっていても、その後改めてホームページを見ることってほとんどない。
だから、他のサービスをどれだけ詳しく書いていても読んでいない。
つまり、存在が知られていないわけです。
存在が知られていないのに興味を持たれることはありませんからね。
そこで顧客の手元にあって、いつでもすぐに見ることができるようにと改めてパンフレットを作ったわけです。

ただ、普通によくある「いかにも会社案内」というようなものを作っても、見てもらうこともなければ相手の記憶に残ることもありません。
見てもらう読んでもらうためには工夫が必要です。
そこで弊社が考えたのは、
①既存顧客および見込み客(ターゲット)の環境
②相手のメリット
③自社の個性、方針
でした。
まず、興味を持ってもらうには「ある種の違和感」が必要です。
弊社の対象となるお客様は食品メーカーや日用品メーカー、またはスーパー、百貨店、小売店が中心ですが、そういった企業に何度も商談でお邪魔する機会を持つとターゲットの皆さんが普段どんな環境で仕事をしているかわかります。
大体、グレーのデスクに書庫が並んだ一般的な企業の事務所だったり、店舗のバックヤードであったりするわけですが、そこに「よくある会社パンフレット」を持ち込んでも全く違和感がありません。
その他の取引先のパンフと大して変わりがないため、開かなくても「大体、こんなことが書かれているだろう」と予想ができるので関心を持たれることもないと思います。
でも、そこにその事務所にそぐわないデザインのものがあると「ある種の違和感」が演出でき、少し気になる存在になるんじゃないかと考えます。

さらに、真っ先に”相手にメリットを感じさせる”文字や画像が目に入ってくるようになっているかどうかも大事なことです。
こちらの方が相手より立場が上なら別ですが、そうでなければ会社パンフレットだからといって、表紙に会社名や建物などの写真を掲載していても興味を持たれることはありません。
会社パンフレットといっても、それも一つの立派な宣伝ツールです。
何事もつかみは大事。それは販促においても同じ。
最初の印象でその後の相手の行動は決まってきます。
まずは、「何を伝えたいのか?」が相手にメリットがハッキリと伝わるように表現できているかは中身を見てもらうためには大きなポイントになると考えます。
そして、最後に自社の個性や考え、方針が表現できているかどうか?も印象付けるためには大事な要素だと思います。
弊社の場合は「店頭の感動をクリエイトする」という業務上のテーマを持っているため、販促をパフォーマンスと考えているので、それが感じられるデザインを今回デザイナーに依頼しました。
いかがでしょうか?
会社パンフレットを一目見て、「ある種の違和感」と「メリット」、そして「個性(趣向)」が演出できれば、必ず中を開いて目を通してくれると考えて、それをデザイナーに伝えて出来上がったのが今回(画像)のパンフレットです^^
デザイナーの方が優秀なのでカッコよく仕上がり、予想通り顧客からの評価もウケもよく、いい感じに仕上がったのではないかと思います。(自画自賛^^)
チラシやパンフレットでも効果を上げるには、デザイナーに丸投げやノウハウを持たないままでは思うようにはいきません。
これはホームページや動画も同じ。
販促物一つ一つが各々の役割を果たし、事業に役立つものとして機能させていくのといかないのとでは大きな差が生まれます。
そのためにも経験と知識、そして技術は不可欠です。
事業の発展に販促物は非常に重要です。
広告一つ一つに命が宿り、効果を上られるようになるためにも全力で取り組んでいきたいものですね。
一緒に頑張りましょう!