土用の丑の日といえば「うなぎ」。
ということで、関西の高級スーパーであるいかりスーパーにて国産うなぎのプロモーションで試食販売に行ってきました。

普段から高品質の食品が並ぶことで有名ないかりスーパーということで、うなぎも鹿児島県産から静岡浜名湖産のものまで数種類の厳選された良質なうなぎが仕入れられていました。
弊社は20年間店頭プロモーションに携わっていますが、国産うなぎの試食販売というのは、あまり聞いたことがありません。
コロナ前ならば、安い中国産のものを実施しているのを拝見したことはありますが、コロナ以降はそんな高級品のプロモーションを大々的に行うスーパーはほとんどないんじゃないでしょうか?
以前、実施していた旬の牡蠣の試食販売の時もそうですが、大ぶりな焼き立ての牡蠣を丸ごとひとつ来店者に試食として提供する”太っ腹”ぶりはなかなか他のスーパーでは見られません。
提供されたお客様の方が「こんなにもらっていいの?」と聞かれるくらいですからね。
この辺りは「さすが、いかりスーパー!」と言われるところじゃないでしょうか。

実は、食品メーカーによっては、お客様に提供する試食に制限をかけるところもあります。
こういう要求がくる原因は、「コスト削減」と「客層の問題」があるんですね。
試食を出すばかりで売れない場合は、当然試食に出す商品代が嵩むばかりになってしまいます。
これは、試食の提供の仕方や販売方法、価格、マッチング、販売員のスキルに問題があることが多いんですね。
また、マナーの悪い人や購入権を持っていない子供ばかりが集まる店舗では、変に試食ブースを荒らされるだけでプロモーションの意味を無くすこともあります。
これは、すでにお客様がそのお店や試食販売に対して「無礼を働いても大丈夫」という認識を持ってしまっているんですね。
前者は、最初の企画段階での試食の提供の仕方や調理方法、店舗と商品のマッチングを考え、マネキン会社とのコミュニケーションや打ち合わせを見直す必要がありますし、後者は店舗が「プロモーションの在り方」や「お客様を育てていく方法」を考える必要があります。
試食販売を効果的に行うにも、自社の業績を上げていくためには、場当たり的に「ただやっている」だけではダメということなんですね。

試食の出し方一つでも、その商品、そのお店に対するお客様の印象は全然変わってきます。
小さなところでケチっていたり、工夫のない提供の仕方であったりすると、それが敏感に伝わるんですね。
こういったところはプロモーションをする上で注意したいところです。
今回のいかりスーパーでのプロモーションでは、そういったことも解消された上で実施しているのでお客様からもとても好評を得ることができました^^
小さな店舗であったにも関わらず、一つのアイテムだけで売上も7時間で40万越えを達成できました。
販売員にしても、とても充実した1日になりました。
ありがとうございました!
これからもお客様、メーカー、店舗全てに喜んでもらえるよう「三方よし」の精神で邁進していきたいと思います。
一緒に頑張りましょう!