以前にこのブログでも書きましたが、実は今年から株式会社トライアルカンパニー様の「試食販売強化プロジェクト」に講師として参加させてもらっていて、現在は毎月売場で社員様に直接指導をさせてもらっています。
といっても、現段階はガチガチに接客の指導をしているわけではありません。
理由は、今回の参加者の方々は全く試食販売をやったことがないという社員の方ばかりだからなんですね。
だから、まずは販売前の準備から売場のセッティング、また接客における心構えなど、小さなことを一つ一つ順序立てて進めていっています。
そういうと「何もそんな基本的なことを研修でやらなくても」と思われる方もいるかもしれません。
でも、これ大事なんです。
仕事柄、いろんな会社で販売指導をしていますが、業績がうまく上がっていない会社って得てしてこういった基本的なところから崩れている会社が少なくないんですね。

実は、試食販売をうまく展開していくには、衛生面や安全性、利便性といったことは無視できません。
たとえば、衛生面。
お客様と接する上に飲食をしてもらうのに衛生面が杜撰だったらどうでしょう?
・試食台が片付いていない上に、周りは取りこぼしや食べこぼしが多い
・ゴミ箱からゴミが溢れていたり、処置ができていない
・使用機材や備品の清潔な管理
・自身の健康管理
・身だしなみが不潔・・・など
こういったところは実はお客様はよく見ています。
また、安全性や利便性においても、
・試食ブースにアレルギー表示の有無
・調理器具の取り扱いと処置方法
・刃物類の管理
・導線の確保
・導線からのブースの見え方
・適正備品の選択及び管理・取り扱い
・試食サンプルの管理法・・・など
上記のような衛生面や安全性、利便性に配慮が欠けているところからはお客様は離れていきます。
当然、お店もそれを容認していると思われるので、印象も悪くなります。
何気ない販売員一人の行動が店舗のイメージまでを下げてしまうわけです。
怖いですね;

当たり前のことをきちんとやれているかどうかはマクロ的観点から見ても売上や店舗の印象に大きく影響してきます。
商売なので売上にばかりに目が行きがちですが、まずはお客様が快適に買い物を楽しめる環境になっているかどうか・・・これを軽視していては繁盛はあり得ません。
そういった視点が欠けていては(配慮が足りないと)、効果的な商品の興味づけや集客法を生み出すことは難しいと思います。
お客様をファン化してこそ商売は繁盛するわけですからね。
気をつけたいところです。
ということで、トライアルさんには基本的なところからバッチリ習得して、圧倒的な売上をものにしていってもらいたいなと思います!
これからどんどん進化させますよー^^
一緒に頑張りましょう!